2009年10月06日

米大統領、年内にダライ・ラマと初会談

【ワシントン=山本秀也】チベット亡命政府のロディ・ギャリ特使は5日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、オバマ米大統領と年内に初めて会談することを明らかにした。会談は11月中旬に予定される大統領の公式訪中後とされる。米中首脳会談ではチベット問題も議題になるとみられている。

 訪米中のダライ・ラマは5~10日の日程で首都ワシントンに滞在するが、同特使は「適切な時期ではない」として、この滞在中にオバマ大統領との会談が行われないことに理解を示した。

 会談は11月下旬から12月末までの間、ワシントンで行われる見通しだ。米政府は、ジャレット大統領上級顧問、チベット問題担当のオテロ国務次官を9月中旬、インド・ダラムサラの亡命政府に派遣し、「オバマ政権のチベット問題に対する新たな取り組み」(同特使)を説明するとともに、オバマ大統領が訪中終了後にダライ・ラマと会談することで合意していた。

 今回の首都訪問中、オバマ大統領がダライ・ラマとの会談を見送ったことでは、議会関係者を中心に強い不満が出ていた。国務省のケリー報道官は5日、定例会見で、「対中政策とは別個の問題」と述べ、会談の見送りが、訪中を控えて対中関係に配慮した結果との見方に反論した。

 オバマ大統領は上院議員当時にダライ・ラマと会談しているが、大統領就任後の会談はこれまで実現していない。ケリー報道官は「相互に合意した時期に会談する」として、今後の会談実現に含みを持たせていた。

 ダライ・ラマは6日、米議会で、故ラントス元下院議員を記念して創設された「ラントス人権賞」を授与される。  


Posted by thirbara at 11:52Comments(0)